娘との語らい | いまのしゅんかん

娘との語らい

先週は我が家にいたのに意外と話せなかったが、今週は三日連続で会ったこともあり改めてゆっくり話せた。

木曜日にBBQレストランに行き、昨日はショッピングセンターに行きタブレットを物色し、スーパーで娘の大量の買い物をして夕飯を食べ、今日は我が家に起きっぱなしだった自転車を取りに来て一緒にコペンに出てアジアンショップで買い物してきた。

タブレットは文献を読むのにいいなと欲しくなったのだが、スペックによるけど思いのほか高くて私にしては珍しく持ち帰り案件にしたけど、FieldsのBilkaは巨大スーパーだけにかなり充実していてよかった。

 

木曜日は、久しぶりに酔っ払うほどに飲んだ。

まぁいつもよりもシリアスな話になったからかもしれない。

 

娘は、私が言うのもなんだが、美人な上に性格がいい。というか、パーソナルスペースをきちんと尊重し、人に不快感を絶対に与えない。自慢もしなければ妬んだりもしない、本当にいい子である。そして、私の仕事机に飾ってる着物姿の娘の写真にデンマーク人同僚の賞賛の嵐が。

デンマークでもそれなりにモテてきたのに、ずっと恋人がいないのは不思議だったが、やはりそれは生い立ちが関係しているという。なかなか好きな人ができなかったのは、父親不在だったため、根本的に男性を信じられなかったせいだと。

だけど、日本でやっと好意を持つようになった相手は、例の仲のいい黒人の男の子らしい。お互いに好き合っていて、毎日話しているのに、それでも遠距離だから恋人関係にはならないそうだが。

 

やっぱりそうだったのか、という気持ちと、そうだったのか、、というショックも混じった気持ちと。

自分の過失を認めながらも、どこかでそうであって欲しくないという願望があったことも否めない。

でも、ずっと仲が良かったのに、デンマークに戻る直前になってやっと気持ちを自覚するようになったのは娘らしいなとも思ったり。

複雑な生い立ちなだけに、人を見る目がクリティカルで、絶対表面的なところで惹かれたりせず、人間性をきちんと見て好きになるのが娘らしい。私よりずっとマチュアな娘である。

私にとって愛する相手は彼が初めてである。本来なら、そんな簡単に人を好きになるはずもないかもしれない。

愛も知らずに気軽に人を好きになってた私の未熟さが、結果的に娘に傷を与えることになってしまった。

 

それにしても、娘は日本でろくに勉強もせずに遊んでばかりいたと思っていたけど、実は自分について深く向き合う期間であったのかもしれない。